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東大生の家に必ずあった!知的好奇心を育てる「あるもの」とは?子どもの学力を伸ばす家庭環境の秘密

現役東大生150人へのアンケート調査から、興味深い事実が明らかになりました。東大に合格した学生たちの家庭には、共通して「あるもの」が置かれていたのです。その正体と、子どもの知的好奇心を育む家庭環境づくりのヒントをご紹介します。

東大生の家に圧倒的に多かった「図鑑」の存在

現役東大生150人を対象としたアンケートで、興味が広がるきっかけとなった「家にあったもの」をフリー回答で尋ねたところ、150人中54人が「図鑑」と回答しました。これは最も多い回答であり、2位の「望遠鏡」を大きく引き離す結果となっています。

注目すべきは、この質問が「図鑑はありましたか」という誘導的なものではなく、完全なフリー回答形式だったという点です。つまり、東大生たちが自発的に「図鑑が自分の知的好奇心を育てた」と認識しているということなのです。

なぜ図鑑が子どもの知的好奇心を刺激するのか

東北大学の瀧靖之先生は、図鑑が子どもの成長に与える影響について興味深い指摘をしています。動物、植物、天体など、さまざまな分野の図鑑が家にあり、親が折に触れて図鑑を開いては美しい写真を見たり、不思議な生態を調べたりして楽しんでいる姿を見せることで、子どもは自然と「読みなさい」と言われなくても図鑑を開きたくなるというのです。

つまり、図鑑を単に置いておくだけでなく、親自身が楽しむ姿勢を見せることが重要なポイントとなります。子どもは親の行動を見て学ぶため、親が知的好奇心を持って図鑑に接する姿勢が、子どもの学習意欲を自然に引き出すのです。

「勉強しなさい」は禁句!東大生を育てた家庭の特徴

東大生へのアンケートから見えてきた家庭環境には、いくつかの共通点があります。小学生のうちは特に、学ぶ楽しさに気づくための環境づくりを重視しており、「勉強しなさい!」という言葉は禁句とされていました。

代わりに、子どもが夢中になっていることをとことん応援する姿勢が見られました。ある家庭では、生き物好きな息子のために水族館へ行き、朝から夕方の閉館時間まで付き合ったというエピソードもあります。このように、子どもの興味を尊重し、時間をかけて付き合う親の姿勢が、東大生を育てる土台となっていたのです。

家のあちこちに学びのきっかけを配置

図鑑以外にも、東大生の家庭には知的好奇心を刺激する工夫が随所に見られました。寝室の壁に世界地図が貼ってあったり、父親の天体望遠鏡があったり、玄関に日本地図と地球儀が飾ってあったり、車の中では年号を覚えるCDが流れていたりと、生活空間全体が学びの場となっていたのです。

これらは決して「勉強させよう」という押し付けではなく、日常生活の中で自然と知識に触れられる環境づくりだったことがポイントです。

外的動機から内的動機へ:学習意欲を育てる段階

東大生100人へのアンケートでは、成績が伸びたきっかけとして「友人」61%、「先生」59%、「家族」37%という結果が出ています。これらはすべて外的な動機にあたります。

大学教授によれば、子どもの学習動機には「勉強自体が楽しい」という内的動機と、「友人への競争心」や「ご褒美欲しさ」などの外的動機があり、多くの子どもはまず外的動機から勉強を始め、次第に内的動機が強くなっていくとされています。

つまり、図鑑や地図などの環境づくりは、子どもが自発的に学ぶための最初のきっかけ(外的動機)を提供し、やがて「知ること自体が楽しい」という内的動機へと導く重要な役割を果たしているのです。

今日から始められる家庭環境づくり

東大生の家庭に学ぶ環境づくりは、決して特別なことではありません。子どもの興味に合わせた図鑑を用意し、親自身も一緒に楽しむ。生活空間に地図や地球儀を置き、日常会話の中で自然に知識に触れる機会を作る。そして何より、子どもが夢中になっていることを応援し、「勉強しなさい」ではなく「楽しいね」と共感する姿勢が大切です。

知的好奇心は、強制からは生まれません。日々の生活の中で自然と「知りたい」「学びたい」という気持ちを育てる環境こそが、子どもの可能性を最大限に引き出す鍵となるのです。

 
 
 

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