【子育て革命】「ママのせい」が口癖の子どもを変える!自責思考を育む親の3つの習慣

なぜ今、子どもの「他責思考」が問題なのか

「先生が悪いから成績が上がらない」「ママが起こしてくれなかったから遅刻した」——こんな言葉を子どもから聞いたことはありませんか?

近年、何でも人や環境のせいにしてしまう「他責思考」の子どもが増えています。一見すると些細な言い訳に思えるかもしれませんが、この思考パターンは子どもの成長を根本から妨げてしまう深刻な問題です。

人のせいにしている限り、子どもは絶対に成長できません。なぜなら、他責思考は「失敗から学ぶ」という成長のサイクルを断ち切ってしまうからです。

人が成長するためには、次のようなサイクルが必要です。

このサイクルの原動力となるのが「自分の責任(自責)」の意識です。しかし他責思考に陥ると、失敗しても「先生が悪い」「環境が悪い」で思考停止してしまい、成長の機会を失います。

さらに深刻なのは、親がいつも「〇〇のせいで…」という他責思考をしていると、子どももその考え方を吸収してしまう点です。子どもは親から言われたことではなく、親自身が実際に取っている行動から学習します。

では、どうすれば子どもを「自責思考」に導けるのでしょうか。教育現場の専門家が推奨する、親が今日から実践すべき3つの習慣をご紹介します。

習慣1:親自身が他責思考をやめる

子どもが行動や思考のパターンを学習するのは、主に親からです。まずは自分自身が無意識に他責的な言動をしていないか振り返ってみましょう。誰かに指摘されたときに反論や言い訳をしたなら、それは他責思考が出ているサインです。

習慣2:「失敗してもいい」という姿を見せる

失敗しても反省して次に活かすという姿勢を、親が積極的に見せることが大切です。「失敗したら駄目!」と思うと、子どもはチャレンジ意欲を失い、自己肯定感が下がってしまいます。

習慣3:子どもの自己肯定感を高める

他責思考の背景には、自分が傷つくのを恐れる心理があります。自分に自信がない、できない自分を認めたくないという思いから、自分を守るために他責になるのです。あるがままの子どもを認め、自己肯定感を育むことが重要です。

親が度々出しゃばると、子どもは自分で解決する能力を失います。保育園でのトラブルなど、子どもが問題を抱えたときは、親が解決してあげるのではなく、自分で解決する道のりをサポートする姿勢が大切です。

「どうしたらお互い気持ちよく解決できると思う?」と問いかけ、子ども自身に考えさせることで、問題解決能力と自責思考が同時に育ちます。

子育てに絶対的な正解はありませんが、幹となる考え方を持つことは重要です。他責思考を自責思考に変えることは、学校や社会の問題ではなく、親が中心となって育ててあげる必要があるのです。

今日からできる小さな習慣の積み重ねが、子どもの未来を大きく変えていきます。まずは親自身の言動を見つめ直すことから始めてみませんか。